仏滅に結婚式を行うとしたら?
両親や親類および出席の方々はどう思うでしょうか?
また、仏滅では式場の司会者は「本日はお日柄もよく・・・・」という言葉は言わないのでしょうか?
仏滅って本当によくない日? 縁起悪いし不幸があるかも?
あなたは仏滅の結婚式をどう思いますか?
昔はともかく、今では仏滅に結婚式を挙げるカップルはどのくらいいるのでしょうか?
実際には、大安や友引に式を挙げたカップルは各々約20%に対し、仏滅に挙げたのは全体の5%程しかいないのが現状なのです。
そもそ仏滅って何なの?
仏滅とは六曜の一つです。
現在は七曜、すなわち、日、月、火、水、木、金、土の曜日ですよね。
六曜とは、大安、友引、先勝、先負、赤口、仏滅の6つに分類したものとなります。
手帳やカレンダーにも結構記載されていますね。
今でも冠婚葬祭や引っ越しなどの儀式において縁起をかついだり、気にする人はたくさんおられます。
この六曜は中国で生まれたとされていて、鎌倉~室町時代に日本伝来し江戸末期に庶民の暦にも記載されるようになったそうです。
一般的に、大安はいい日で仏滅は良くない日と思われていますよね。
各六曜の意味を見てましょう。
■大安(たいあん、だいあん)
「大いに安し」という意味で、最も吉日の日とされています。
結婚式だけでなく、引っ越し、車の納車、お店の開店、建物の工事着工等はこの日を選んでする人が多いのです。
■友引(ともびき)
慶事や結婚式においては大安の次に良い日と言われています。ただし、友を引き寄せるということで葬式においては友引を避けると所が多く、火葬場も休むところが多いのです。
■先勝(さきがち、さきかち、せんしょう)
文字通り、先にやったものが勝ちという意味です。すなわち、午前中に行えば吉ということですね。
■先負(さきまけ、せんまけ、せんぶ)
先勝とは逆に、先にやったものが負けという意味です。よって、午後が吉となります。
■赤口(しゃっく、しゃっこう、せきぐち)
赤口という鬼が人々を悩ますことから厄日と云われ、牛の刻(昼11時~13時まで)は吉とされていますが、それ以外は凶と云われています。
「赤」の字がつくことから火の元に注意する必要があるとされています。
■仏滅(ぶつめつ)
仏も滅するような日という意味で大凶日とされています。
もともと「物滅」と呼ばれていました。
六曜の中で最も悪い日とされるので、祝い事やお店の開店はあまり行われませんし、結婚式を挙げる人もかなり少ないのです。
仏滅婚が徐々に増えている!!
ところが最近は仏滅に結婚式を挙げるカップルが段々と増えているというのです。
そもそも、今の若い人たちは六曜というものを知りませんし、大安とか仏滅とかの縁起を気にしない人が多いのです。
また、仏滅の日は空いている結婚式場が多く、割引きプランや特別プランを実施して格安に式を挙げられるところが多くなってきているのです。
仏滅でのメリットとデメリット
それでは仏滅に結婚式を挙げるメリットとデメリットはどこにあるのでしょうか?
(※下記はすべてではありませんが、そういうケースが多いということです)
メリット
■費用が安くなる(交渉できる)
■特別プランがある場合あり
■式場の対応がよくなる(大安に比べて忙しくない)
■当日の時間に余裕がある( 〃 )
■事前の予約が取りやすい
デメリット
■両家の親や親類の説得
■周りからの印象が良くない
デメリットは少ないのですが、この二つをクリアすることは結構大変なのです。
まず最初に「えっー、ウソでしょ、仏滅に結婚式?」って絶対になるからです。
出席者の年齢が上の人ほど、良い印象を持たない人は多くなります。
気にする人は気にするのです。
中には、「非常識だ!何考えてるんだ!」って怒りだす親類の人もいるかもしれませんし、「仏滅の結婚式なんて出たくない!」っていう人もいるのです。
また、見方によっては「費用を安く上げたいから仏滅にしたんだ」って思われてしまうのです。
まとめ
現代では、仏滅だから結婚式は避けるって考えはもう古いかもしれませんね。
かなり昔に中国から来た六曜をどれだけ考慮するの?ってこともあります。
費用が安く済んで、本人、両親、親類、出席の人が気にしないなら、まったく問題ないと思います。
それに私もそうですが、自分が結婚した日柄がなんであったのかを覚えていない人も多いのです。(まっ、仏滅ではなかったという人がほとんどだと思いますが。)
大事なことは、仏滅とか大安とかの日柄ではなく、結婚式という人生にとって最も重要な日をみんなから祝福され、これから幸せな家庭を作っていくことを誓うことなのです。
いつまでもいつまでもお幸せに!!