20歳の成人式を迎えるあなたへ
大人への旅立ちですね。
久しぶりに小学校や中学校の友人に会える楽しみで今からワクワクドキドキ。前日はもしかしたらあまり眠れないかも。
また、振袖やスーツで着飾った自身の大人の姿も想像してしまいますよね。
今からそわそわして落ち着かない気持ちは、わたしも30年以上前のことですがよく分かります。
当日は家族との写真もたくさん取らないといけないし、友達に連絡して待ち合わせ場所や2次会の確認をしたりと忙しい一日を過ごしそうですね。
しかしその楽しみの前に成人の日を迎えるにあたって、ご両親へお礼と感謝の気持ちを率直に表してみてはいかがでしょうか?
すなわち、20年間育ててくれたその気持ちをずばり手紙にしてみてはどうでしょうか?
照れくさい?
それとも面倒くさいですか?
うーん、そうですよね。気持ちはよくわかります。
何を今さら?って気持ちもあるでしょう。
でも、20歳の区切りに20年分の感謝を伝えることって素晴らしいことだと思いませんか?
成人の日に”今まで育ててくれてありがとう”って手紙を渡すことって”大人らしいこと”だと思いませんか?
もちろん思い起こせば楽しいことばかりではなかったかもしれません。
“思春期の頃から親とは口ゲンカばかり”
“中学生になったころから父親とは口をきかなくなった”
“親に反抗や文句ばかり言って迷惑をかけてきた”
そんなこともたくさんあったかもしれませんが、今こうして無事に成人の日を迎えられるということは少なからずもご両親が育ててくれたおかげだと思うのです。
そんなご両親に、気恥ずかしい気持ちはあると思いますがこの際思い切って手紙で感謝の気持ちを伝えてはいかがでしょうか!!
“ありがとう”を素直に伝えてみませんか?
例えばこんな風に簡単な感じでいいんですよ。
息子から両親の場合
親父、お袋へ
今日、成人式を迎えました。
この日を無事に迎えられるのも今まで20年間育ててくれた親父とお袋のおかげだよね。
小さい頃から泣き虫で幼稚園の時は隣の女の子にいつも泣かされてたけど、何とかここまでたくましくなりました。
子どもの頃はいつも口答えや反抗して遊んでばかりいたけど、就職もしてまじめに働き、やっと安心させることができたかな。
あの頃はいつも心配ばかりかけていて本当に申し訳なかったと思ってる。
親父は神経質なところがあって口うるさいところもあるけど、いつも俺の体の具合や就職のことを思ってくれてて本当にありがたいと思ったね。
お袋は小学校の頃から小さな俺の体を心配して、毎日一生懸命ご飯作ってくれたよね。
あまり料理得意じゃないのにね。おかずも少ない時が多かったけど美味しかったよ。
また、高校生になってからも一緒に買い物に行って服や靴をよく買ってくれたことありがたかったなあ。
これからは大人の自覚と責任をしっかり持って頑張るから、親父とお袋もいつまでも健康で仲良くね。
今後もよろしくです!
娘から両親の場合
お父さん、お母さんへ
今日まで20年間育ててくれてありがとう。
精神的にはまだまだ子供だけど、やっと成人の日を迎えることができました。
こんなに元気に明るく育ったのもお父さんとお母さんのおかげです。
小さい時からわがままな私を遠慮なく叱ってくれたことは、今となっては感謝の気持ちで一杯です。
お父さんとは物心ついた時からほとんどしゃべることがなくなったけど、いつも私のこと心配してくれてたってお母さんから聞いてたよ。
それから、もう歳なんだからお酒と煙草はほどほどにね。
お母さん、これからも一緒に料理したり買い物に行こうね。
お母さんにはまだまだ教えて欲しいことがいっぱいあるから。
まだまだ未熟者ですので、お二人には当分の間お世話になりますがよろしくお願いします。
とまあ、こんな感じで書いてみてはいかがでしょうか?
まとめ
親からすると自分の子の20歳はまだまだ子供です。
ただ、成人の日に感謝の気持ちやこれからの抱負を手紙で綴ってくれた時、子供がここまで成長したんだなと感慨深かったのです。
わたしもそうでしたが親としては涙が出るほどうれしいものなんですよ。
感謝の気持ちは思っていただけでは決して伝わりません。
口で伝えることが一番いいことですが、それが親となると中々言えないものです。
成人の日という一生に一度の機会に、”ありがとう”の思いを手紙で伝えてみませんか?