口内フローラって聞いたことがありますか?
それって腸内フローラの間違いでしょ?って思うかもしれません。
わたしも最初はそう思いました。しかし最近では、この口内フローラが良くも悪くも注目を浴びているのです。
11/30のNHKのガッテン!という番組で”口内フローラ”の特集をやっていました。
フローラとはお花畑を意味します。
口の中の細菌を電子顕微鏡で拡大してみると、まさにお花畑のようにきれいでカラフルなんですね。
口内フローラとは?
口内フローラとは口の中の細菌の様子のことを言うのです。
ヒトの口の中にはなんと1000億個、500種類の細菌がいるのだそうです。
この細菌は非常に重要で口から侵入するウイルスや食中毒などの病原菌に対抗して体を守ってくれているのです。
ただし、それは善玉菌と言われる菌です。
善玉菌がいるとなると,当然、悪玉菌もいるわけですよね。
そして、正常な人の口の中はこの善玉菌が約9割で悪玉菌が1割程のバランスになっているそうです。
しかし長い間、歯を磨かない、加齢による抵抗力の低下、歯周病や虫歯によって悪玉菌が一気に増えてしまい体に悪影響を及ぼす可能性が出てくるのです。
この悪玉菌に代表されるのが虫歯菌と歯周病菌(ジンジバリス)であります。
特に歯周病菌は歯周病の原因となる危険な菌なのです。
唾液は悪玉菌の繁殖を防ぐ
では、この悪玉菌を増殖させないものは何でしょうか?
それは唾液です。十分な唾液の分泌が必要なのです。
唾液というのは口内フローラを正常に保つにはすごく大事なのです。
唾液の分泌量が少なかったり、口の中が常に渇いている人は悪玉菌が繁殖しやすいのです。
すなわち、口内フローラが乱れることにより悪玉菌(歯周病菌)が多く発生して歯周病になりやすくなります。
そしてこの歯周病は口臭の原因にもなるのです。
自分が悪玉菌が多いかどうかをはかる目安として、ガッテン!では以下の4つがポイントだとしています。
歯茎がはれる
口がよく渇く
歯を磨くと血が出る
口臭がひどくなった
また、悪玉菌を増殖させない為には、歯間ブラシや糸ようじを使って食べかすを定期的に除去することも大切です。
歯周病菌は命を奪う?
ただ、この歯周病菌がもっと怖いのは、血液の中に入り込んでいろいろな病気を引き起こすことがあることなのです。
口の中で発生した歯周病菌は、歯茎の下の血管を破って血液の中に入ってしまうとそれが血管を通して体中を廻りまわってしまうのです。
そして、血管の内壁の部分を傷つけ破傷させて動脈瘤を引き起こしてしまうことがあるのです。
まさに命をも奪う歯周病菌なのです。
また、認知症の人の脳、脳梗塞、心筋梗塞、ガン、肝炎、関節リウマチといった患者の方の患部に歯周病菌が潜んでいたという例もあります。ただしはっきりとした原因は分かってはいないそうです。
口内フローラを整える方法とは?
では、口内フローラを正常に整えるにはどうしたらいいのでしょうか?
ガッテン!では緑茶が効果があるというのです。
緑茶のカテキンの抗菌作用が効果を発揮します。
緑茶の粉末スプーン一杯を溶かした水またはお湯でうがいを毎日夜寝る前に1週間することによって、悪玉菌が減り、口が臭くなくなったという改善例が出てました。
緑茶うがいです!!
また、緑茶のカテキンは歯に付着することもないそうですよ。
まとめ
まずは十分な唾液の分泌と歯磨きを三食後しっかりすることが大事だと思います。
その上で定期的に歯医者さんで検診を受けることですね。
あとは毎日の緑茶うがいでしょうか。
私も明日から”緑茶うがい”やってみます!!