利子と利息、利率と利回り、何がどう違うの?


利子と利息
えっー、これだけしか借りてしないのに、こんなに利子がつくの~?

こんなに長くたくさん銀行に預けたのに、たったこれっぽちの利息~?

あなたもこのように感じたことがあると思います。

お金を借りたり預けたりした時につく利子と利息。

それが何%なのかを表すのが利率とか利回り。

これは誰もが知っていることですが、これらはどう違うのでしょうか?

スポンサーリンク

利子と利息の違い

まずは、利子と利息の違いですが、現在ではほとんど同じで使い分けはされていないと言ってもいいでしょう。

辞書(デジタル大辞泉、百科事典枚マイペディア)の解説をみても、「利子は利息とも言う」と書いてあります。

しかし、本来の意味はというと、借りた・預かったお金に対して”支払う”ものを「利子」といい、貸した・預けたお金に対して”受け取る”ものを「利息」というのです。

よく、借金した場合は「ローンの利子を支払う」という言い方が多いですし、金融機関に貯金した場合は「預けておいたお金に利息がついた」という方がしっくりくると思います。

ただ、現在では「利子がついた」でも「利息を払う」でも自然に使われていますし、違和感はありませんよね。

利子と利息、利率と利回り
実は、金融機関によってその表現の仕方も違っているのです。

ゆうちょ銀行は郵便局の時代から、自分たちが支払う立場から「利子」と表現しています。

逆に、多くの銀行ではお客様第一という観点から「利息」という表現を使っているのです。

ついでに言っておきますと、ゆうちょ銀行とその他の銀行と呼び方が違うと言う点では、貯金」と「預金」の違いがあります。

「貯金」というのはお金を貯めることで、ゆうちょ銀行や農協、漁協では「貯金」と呼ばれています。

一方で「預金」は金融機関にお金を預けることで、銀行や信用金庫では「預金」と呼んでいるのです。

利率と利回りの違い

次に、利率と利回りの違いですが、利率は、単純に”元金に対する利息の比率”のことです。

一方の利回りは、年平均利回り、すなわち、”最終的な受取額から算出した元金に対する年平均利率のことであります。

具体的な例でいいますと、

例えば3年満期の定期預金に100万円預けた場合、「利率」が1%ならば1年後には1万円の利息がつきます。

ただし、3年定期ですと普通は複利計算となりますので、3年後には103万円ではなくて103万301円の受取となります。

つまり利息の総額は3万301円です。

これを1年平均の利息にすると約1万100円になり、元金100万円に対する利回りは、10,100÷1,000,000で1.01%となるわけです。

利子と利息、利率と利回り
以上からわかるように、わずかとなりますが一般的には複利計算される「利回り」の方が「利率」を上回りますので、金融商品を選定する場合はこの二つの違いをよく理解して選ぶ必要があります。

一部の銀行や金融商品では、意図的に「利回り」という表現を使い「どこどこ銀行の商品の利率よりウチの銀行の利回りの方が有利ですよ!」という言い方をすることもあるのです。

また、よく使う言葉で「金利」という言葉がありますが、これは「利率」と同じ意味で使われますので同意義語と思ってください。

まとめ

「利子」と「利息」は同じ意味で使われていますのでほとんど気にすることはないと思いますが、「利率」と「利回り」は金融商品を選ぶ時にはきちんと計算したいものですよね。

利率と利回り
特に投資などは、「利率」よりも「利回り」表示の方が一般的になっていますのでこれらをしっかりと把握した上で、賢い資産運用をなさってください!!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする