引っ越しした時にご近所への挨拶はどの範囲まですればいいのでしょうか?
また、その時に持参する手土産はどんなものがいいのでしょうか?
現在は引っ越しをしても挨拶をしないという方が増えてきているそうです。
特に単身赴任や独身の方はしない人の方がする人よりも多いのです。
一軒家、マンション、アパート、単身か家族かでどこまで挨拶をしたらいいか迷いますよね。
また、田舎か都市部か、家が密集しているところかまばらなところかにもよっても変わってきます。
そして、その時に持参する手土産はどんなものがいいのか、また価格はいくらぐらいのものがいいのか? これもいろいろと迷うところであります。
わたしは今まで単身赴任を含めて4回引っ越しをしました。
また、アパート、マンション、一軒家と住む家もそのたびに変わりました。
その時にした(しなかった)挨拶・手土産も含めて、引っ越しの際はどこまでやれば適切なのかをご紹介したいと思います。
引っ越しの挨拶なんてするのが当たり前でしょ?
そうです。そもそも引っ越したら挨拶をするというのは常識というか当たり前のことですよね。
これから一生とは言わないまでも何年もそこに住む以上は、普段の挨拶、町内会の行事、困った時の助け合い等も含めてご近所との付き合いを避けて通ることはできません。
ただ、わたしもそうだったのですが、時代の流れというか挨拶をしないというパターンがあります。
一つは単身赴任です。(単身向けのアパートやマンション)
わたしは30代後半の時に東京に単身赴任しましたが、たまたま新築のアパートでしたので、わたしを含めてほぼ一斉にみなさん入居されたのですが、だれも挨拶をされませんでした。
1DKの小さい部屋でしたので、ほぼ全員が単身か単身赴任の人ばかりで近所付き合いというものを最初から想定していなかったのです。
ですから、玄関でも会っても会釈するだけで会話することは全くありませんでした。
二つ目は女性の1人暮らしです。(こちらも単身向けアパートやマンションになると思います)
挨拶することによって、あえて「わたしは1人で住んでいますよ」と伝えることになりますから、防犯上の危険のリスクは高くなってしまいます。
世の中いい人ばかりではありません・・・・。
ただ、もし何かあった場合は隣の方に助けてもらうこともあるかもしれません。そう思うと挨拶ぐらいはしといた方がいいですから、そのあたりは難しいところだと思いますが。
挨拶はどの範囲まですればいいのか?
■一軒家に引っ越しした場合
その町内での行事や町内会の集まりがあることを考えると、できるだけ広い範囲のお宅に挨拶することが望ましいですが、全部というわけにはいかないので、両隣のお宅はもちろんのこと向かいの三軒と裏の三軒、いわゆる「向こう三軒両隣」にあたるところまではしたいですね。
それと忘れていけないのが町内会長さんへのご自宅へのご挨拶です。分からないことは町内会長さんにまずは聞いてみるのがいいです。
■マンション・アパートに引っ越しした場合
15軒以下くらいのマンションやアパートなら全軒に挨拶した方がベターです。
同じ建物を共有しているわけですしね。
ただ最低限、両隣は必須です。それとその階(フロア)の各お部屋の方ですね。
どうしてもエレベータの乗り降りや玄関で会ってしまいますから。
それとご自分のお部屋の真上と真下のお住まいの方です。
防音が完璧なお住まいならいいのですが、生活音や物音は注意しててもどうしても出てしまいます。
あと賃貸物件の場合は、近くに大家さんが住んでいれば一言挨拶しておいた方がいいと思います。
また、建売マンションの場合はマンション組合としての理事長さんがいますので理事長さんにもしといた方がいいのではないでしょうか。
手土産は簡単で安いものでOK!
では、挨拶の時は手土産はいくらぐらいのどんなものを持参すればいいのでしょうか?
これは地域によって変わってきます。
田舎の一軒家ばかりで近所付き合いが根強いところであれば、1000円~2000円くらいのものを持っていくケースがあります。
ただ、一般的な都市部のところでは500円ぐらいのお菓子、クッキーやタオルで十分です。
日常品と言いますか粗品程度でいいのです。
もらう方にしても高価なものでは恐縮してしまいますから。
いずれにしてものし紙はつけた方がいいですね。
まとめ
現代ではご近所との付き合いや会話がますます希薄になっています。
ある引越し会社の調査によると、家族で引っ越ししてきてもご近所に挨拶しない人は2割程いるそうです。
なにか有事があった時、困って助けて欲しい時、アパートやマンションなど協力して作業しなくてはいけない時、そんな時に挨拶も何もしていない他人同士がうまく事を運ぶことができるでしょうか?
たかが挨拶、されど挨拶です。
手土産としては少しばかりのお金はかかるかもしれませんが、ご近所さんとこの先気持ちよく生活していくには最初の挨拶が大事ですよね。