高齢者の運転事故を減らす5つの条件とは?


運転事故

昨今、高齢ドライバーの交通事故が頻繁に起こっています。

本当に痛ましいことです。

今や70代、80代のお年寄りの運転事故は毎年増加しています。

毎日新聞の記事によりますと、

75歳以上のドライバーの死亡事故は2014年は471件起きた。10年前の2004年以降から毎年400件をこえている。

また、2015年末運転免許証を保有している65歳以上の高齢者は約1710万いる。

警察庁は運転に不安を覚える高齢者に免許証の返納を促しているが、同年に免許証を自主返納した65歳以上は約27万人にとどまる。

※2016.11.13 毎日新聞より引用

運転されるご本人は、「まだまだ現役、運転は自信があるから大丈夫!」と頭では思っていても、はたから見ると実際は危なっかしくて見ていられないというケースがたくさんあります。

当然のことながら、歳を取れば取るほど運転に必要な判断能力や反射神経は衰えてきますが、自分ではそれに気付いていないことが多いのです。

「俺はこんなに元気だから、車の運転ぐらい全く問題ない! あと5年は大丈夫だ!!」

まさにこれは過信です。

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衰えは自分では気がつかない! 認めたくない!

運転免許は、取得できる最低年齢は決まっていますが返納年齢というものはありません。

自分が運転する(できる)と思えば死ぬまで持ってていいわけです。

その結果、以下のような原因で事故が多発しているのが現状です。

  • ブレーキとアクセルを間違える
  • 判断・反射のミスや遅延
  • 高速道路や一方通行の逆走
  • 前方・後方不注意

歳を取ると反射神経が衰えるだけでなく、目の視野角も狭くなってきます。

そして怖いのが、自分でも気付かない程度の痴ほう症の初期症状がある場合です。

いつ冷静な判断を失うかわらないのです。

高齢者運転

また、家族が「もう運転するのはやめて!」と言っても本人が一切聞く耳を持たないというのもありますね。

これも一種の過信かもしれませんが、ただ、特に男性にとっては、免許証を返納したくないという思いはありますよね。もう自分は車を運転できないと思うと誰だってショックです。

事故を減らす5つの条件とは?

最近では、老夫婦2人で住んでいて奥様(御主人)の病気やケガで自分が病院まで運転しなければならないとか、世話や介護で疲れた後に買い物などに行かざる得ないから、という理由での事故も増えています。

一方で、免許証を自主返納されるケースとしては、事故を起こしそうになったからとか、運転してても怖くて仕方ないからという場合が多いようです。

事故を起こさない為には、運転しないことですから、もう運転する必要がなくなった時に返納するのが一番いいわけです。

では、何とかまだ乗れる方や乗らざる得ない事情がある方は、最低限どのように乗ればいいのか、またどんなことに気を付けて乗ればいいのでしょうか?

高齢者運転

私の父親は85歳になりますが、幸いにもどこも悪いところがないので車の運転はしておりますが、慎重すぎるほど気を使って運転をしています。

そのために父親は以下の5つの条件を厳守しています。

1.近くの買い物、所用のみ(最大でも30分以内のところ)

2.スピードを絶対に出さない

3.雨の日は乗らない

4.混雑している場所へは行かない

5.夜は乗らない

もちろん、この条件を守ったからといって事故が起きないわけではありません。

ブレーキとアクセルを間違えるというのはこれらとは外れてしまうかもしれませんが。

ただ、事故を減らすことはできるのではないのでしょうか?

5つすべて守るのが難しければ1つ、2つでもいいと思います。

要は、できるだけ車に乗る時間を減らすことなんですね。

いつまでも 安全第一! 安全運転! ですね。

高齢者運転

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