体に大変いいと言われるもずく。
おいしいですよね。ビールのつまみにもよく合います。
わたしも大好きで一週間に5~6回は必ず夕食のおかずとして食べています。
安くて一年中スーパーで売っていますし、海藻の中でもその栄養価が高く、また「フコイダン」と呼ばれるぬるぬる成分が健康に多くの効能があることが分かっています。
わたしがいつも買うのは3カップ(パック)で100円前後で売られているやつです。
いまやスーパーだけでなくコンビニにも売っていますよね。
だいたい、黒酢か三杯酢か土佐酢のタレのもずく酢として販売されています。
わたしは酢にはこだわりはないので、今日はどのタレにしようかな?って迷いますが、その日の気分で決めてしまうことがほとんどです。
ところで、このカップ(パック)に入っている酢ですが、みなさんは全部飲んでしまいますか? それとも飲まずに捨ててしまいますか?
酢は体にいいって言うから飲むのが普通でしょ?と思われるかもしれませんが、意外や意外、そのまま飲まずに捨てている人は結構多いのです。
わたしも少し前までは、酢は体にいいということから、もずく+酢の組合せは最高の健康食と思って残さず飲んでいましたが、今では飲んでいません。
それは、パックで売られているものはどこのメーカのものも一緒ですが、もずくと酢以外のものが結構入っているんですね。
もずくの効果・効能はやっぱりすごい!!
そもそも、もずくは健康食として知られていますが、100g当たり4.1kcalという低カロリーで、かつ、食物繊維が1.4gも含まれています。
ビタミンK、ミネラル、ヨウ素等も豊富でダイエットや便秘にも効果があるとされています。
そして、もずくと言えばあの「ぬるぬる感」や「ぬめり」ですよね。
これは「フコイダン」という栄養素で海藻類特有の健康にとってもいい成分なのです。
フコイダンの効果と効能
- コレステロールを削減
- 動脈硬化、心筋梗塞等の血管病の予防および血圧の上昇を抑える
- 糖質の吸収を抑える(糖尿病の予防)
- 肝機能の改善
- 抗菌(細菌、ウイルス)作用
- アレルギー改善
- 癌予防、免疫を高める
- 抜け毛予防
こんなに効果・効能があると言われる「もずく」ですので、毎日もずく酢として食べることはとってもいいのですが、市販の3カップ(パック)で売られているのを食べる時は少し注意が必要かもしれません。
もずく酢の酢には食塩や砂糖が多く入っている?
これは、昨日スーパーで買った黒酢と三杯酢(各3カップ)の1カップあたりの原材料名と成分表示です。
黒酢
■原材料名
■成分表示
原材料名には、砂糖と食塩が入っています。
醤油も入っていますね。
成分表示を見てみますと、糖質3.8g、食塩相当量0.9gとあります。
一方、三杯酢タイプの方は、
三杯酢
■原材料名
■成分表示
こちらも、砂糖と食塩が入っており、糖質は3.4g、食塩相当量は0.9gとあります。
どうでしょうか?
ともに糖質の方は角砂糖でいうと1個強ぐらいに当たりますが、意外と食塩相当量が多いと思いませんか?
あの小さな1カップにともに0.9gも含まれているのです。
ちなみに、日本人の一日当たりの塩分摂取量は、平均で男性が11.1g、女性が9.4gとのことですが(※厚生労働省「平成25年国民健康・栄養調査結果の概要」による)、厚生労働省は一日の目標値を男性8g、女性7gと定めていますし、WHO世界保健機関においては5g未満を目標に置いているのです。
もずく酢の健康的な食べ方
毎日食べるわけじゃないから、そんなの気にしないよ! って言う方はいいのですが、わたしのように、ほぼ毎日食べるとなると、さすがに糖質や塩分は気になります。
おまけに、歳を取れば取るほど食事には気を使うようになるものです。
そこで、そういう方には3カップ(パック)のものであれば中身だけ食べて、残った酢は飲まない方がいいかもしれません。
ただ、あの3カップ(パック)の一個あたりの中身って本当に少ないですから、食べた感じがしないってのがありますよね。
まっ、値段が値段だけに仕方ないとは思いますが(笑)。
そこで、わたしは最近は生もずくだけを買ってきて、そこに酢を入れて食べています。
(少し面倒ではありますが・・・・・・・)
酢は黒酢や米酢を水で薄めて適当量を。すりごまも入れると更においしくなりますね。
まとめ
もずくはそのままでは味がないので、どうしても砂糖や食塩、醤油などで味付けして食べやすいようにパック販売されています。
もずくを毎日食べることは非常にいいことですが、それと同時に糖分や塩分を取り過ぎないように注意することが大切ですよね。
ちなみにですが、もずく酢の黒酢と三杯酢と土佐酢の違いは、黒酢は玄米や大麦を主原料として醸造されたものであり、三杯酢は酢・醤油・みりんを一杯ずつ合わせて調合したことから三杯酢と言われています。
ただ、現在では酢2・みりん2・醤油1の割合が一般的でみりんの代わりに砂糖を使うことも尾多いそうです。
土佐酢は、三杯酢にかつお節を加えて旨みを出したものです。かつおで有名な土佐からきているのですね。