急にお腹が痛くなってトイレに駆け込む下痢症状や何日もうんちが出ない便秘症状、または下痢と便秘が繰り返して起こる症状を経験されたことはありませんか?
これらの症状が長く続いて治らないため心配になって病院で検査しても異常なし。
それでも完治しなかったり頻繁に起こったりする場合、それは「過敏性腸症候群」かもしれません。
過敏性腸症候群(IBS)?
聞いたことない人も多いかもしれませんが、わたしはこの過敏性腸症候群(IBS)に長い間悩まされたのです。
過敏性腸症候群(IBS)とは?
そもそも過敏性腸症候群とはどんな病気なのでしょうか?
過敏性腸症候群とは、腸に何ら異常や疾患が見られないのに下痢や便秘が続く病気のことです。
症状によっては便秘と下痢を交互に繰り返すこともあります。
わたしの場合は、毎朝決まって排便があるのですが、下痢で少ししか出ないのと残便感があるものでした。
また、日によっては便秘状態となり、出てもコロコロうんちで、まさにウサギの糞のようなうんちが少し出るという状態でした。
そして、たまに腹痛が起きてトイレに駆け込むということが月に数回あったのです。
そんな状態が1ヶ月以上続きましたので病院で検査をしたところ、どこも異常なしという診断でした。
結果は、過敏性腸症候群(IBS)という診断でした。
その後、腸の調子を整える乳酸菌の錠剤をもらって飲み続けましたが、結局、症状は改善しませんでした。
過敏性腸症候群の原因は? ストレス?
過敏性腸症候群を引き起こす要因は、実ははっきりとわかっていませんが、ほとんどがストレスと言われています。
脳下垂体から分泌されるストレス性ホルモンが、腸を過剰に刺激して排便異常を引き起こすのです。
腸はそれほど敏感な臓器でありますから「腸は第二の脳」と言われるのももっともなのです。
実は、わたしの会社の20代の男性がまさに過敏性腸症候群にかかっていまして、通勤電車に乗ると決まってお腹が痛くなるのです。
途中で降りてトイレに駆け込むということが何度もあるため、彼はよく遅刻をしてきます。
ただ、会社が休みの日はそのような症状はまったく起こらないそうです。
そんなにプレッシャーを抱えている仕事をしてるようには見えないのですが、彼にとってはストレスや悩みがたくさんあるのでしょう。
実は、この過敏性腸症候群は日本人のおよそ1割の人がかかっていると言われています。
ストレスが多い現代の日本では、毎年のように過敏性腸症候群にかかる人が増え続けているのです。
ちなみに、わたしの場合もストレスでした。
仕事と家庭のダブルパンチ。
詳しいことは述べませんが、仕事ではまさに会社を辞めるか辞めないかというところまで追い込まれ、家庭では子供と毎日衝突する始末でした。
睡眠は一日3時間程で食欲もほとんどなかった為、ストレスは溜まる一方で体重も一ヶ月で数キロも落ちてしまいました。
そのような状況の中で過敏性腸症候群になってしまったのです。
治す方法は食事改善とストレス解消しかない!!
こんな最悪な状態が二ヶ月近くも続くと、何らかの対策を打たないと思うのは当たり前ですがそんなに簡単ではありません。
*食事改善
まず、自分でコントロールできるものは何かを考えた時に、思いついたのは食事改善でした。
腸内環境を整える食事にすることでした。
具体的には、食物繊維と乳酸菌やビフィズス菌を多く含む食生活にしたのです。
朝食
朝食は、キウイフルーツ、バナナ、ドライフルーツのプルーン、ヨーグルト、そして飲み物はココアというメニューにしたのです。
ヨーグルトにはオリーブオイルをスプーン大さじ一杯入れます。
キウイ、プルーンは食物繊維が最も多く含まれるフルーツの代表ですよ。
バナナは、朝の食欲がない時に食べやすいことと消化がいいという理由からです。
オリーブオイルは、腸のぜん動運動を活発して排便をスムーズにしますし、オメガ9のオイレン酸が悪玉コレステロールをやっつける働きもあるのです。
そして、ココアは食物繊維と便秘に効果のあるマグネシウムを多く含んでいます。
昼食
昼食はほとんど外食でしたので、できるでけ消化のいいものを心掛けてはいましたが、特に意識しないようにしましたね。
一日3食すべて腸にいいものを、と考えるだけで逆にストレスが溜まってしまいますし、昼ぐらいは好きなものをと思っていましたから。
夕食
夕食は、必ず納豆とキムチを食べるようにしました。
両方とも発酵食品の代表ですからね。
特にキムチの効果はこちらにも詳しく書いてありますのでぜひ参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓
キムチ効果すごいです!!
*ストレス解消
こちらの方は本当に難しいですよね。
ストレス解消が自分でできたら苦労しませんが、ストレスを減らしたり気分転換をはかることはある程度できると思います。
ストレスを軽減するためにはまず睡眠です。
ぐっすり眠れなければいつまでたってもストレスは解消できません。
その方法は、以前書いたこちら記事で紹介していますのでぜひご参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓
もう一つのストレス解消方法は呼吸法です。
腹式呼吸を行います。
わたしの場合は、ストレスが多い時、イライラする時、眠れない時は必ず腹式呼吸を行うのです。
やり方は簡単です。
鼻から大きくゆっくりと息を吸って、口からゆっくり10秒くらいかけて吐くだけです。
それを肺ではなくお腹(丹田)を意識して行うのです。
ちなみに丹田とはおへその下10cmほどの位置です。
わたしはこの呼吸法を続けて20回程やりますが、すっきりして気分が落ち着きます。
まとめ
わたしは、長い間苦しんだ過敏性腸症候群を食事改善と呼吸法によるストレス解消で完治することができました。
おおよそ3週間ほどかかりましたが、この治し方がわたしにとって正解だったと思っています。
ストレス解消法は人それぞれですので、ご自分にあった方法を早く見つけることが大事ですね!!