先週、会社の同僚がお腹の調子を壊して入院したのです。
手術はしないそうですが、安静が必要らしく、点滴と薬で10日程ベッドの上で過ごさなければならということです。
少したったらお見舞いに行かなくてはと考えているのですが、ふと、入院のお見舞い金っていくら持参すればいいのかな?と思ったのです。
相場がどのくらいなのかイメージが湧きませんでした。
結婚式や葬儀は参席することが多いため、大よその金額は把握していますが、入院というのはあまりないんですよね。
また、会社の場合ですと有志で一人1,000円か2,000円を集めて代表の者が持参するとか、お見舞いは一切お断りするというケースもありますので、わたしとしては個人的に持参したことがあまりないのです。
それに、お見舞いの場合はお金の方がいいのか、品物の方がいいのか、それも迷うところでありますよね。
相手によっても、状況によっても色々と変わってくると思いますので、そのあたりのところを調べてみました。
お見舞い金かお見舞い品か?
まずは、入院した人のお見舞いにおいては、お金がいいのかモノがいいのか迷いませんか?
モノとしては、普通はお花や果物が一般的ですよね。
基本、お金を渡すというのは親戚・親類といった関係の場合になります。
親、兄弟、祖父母、孫もそうですね。
ただ、決まりごというわけではありませんし、その家ごとの慣習や通例みたいなものがあればそちらが優先されます。
友人や知人、仕事関係、その他含めて、お金か品物かはその都度、当事者同士で決めればいいということになります。
しかし、会社の上司とか目上の人のお見舞いにおいては、お金よりも品物を渡すのが通例とされています。
自分より上の人に現金を渡すというのは失礼だとされるからです。
そもそも入院のお見舞いというのは、必要なものをお見舞い品として持ってきましたよ、というのがあります。
お金を渡すことは、それで自分で買ってきてね、という意味になってしまうからなんですね。
ただ、現在においてはそういう考え方も薄れていますし、モノがたくさんある現代では、お金をいただく方がうれしいケースが多いですよね。
また、品物ではなく、お金を渡す場合であれば、
「何がいいか迷ったのですが、お見舞い品の代わりに」という様な言い方をすれば、失礼にはあたりませんし、もらう方も素直にいただけるのではないでしょうか。
お見舞い金の相場は?
では、具体的なお見舞い金の相場はいくらぐらいなのでしょうか?
大よそ以下が一般的とされています。
親戚・親類 : 10,000円
友人・知人 : 3,000~5,000円
仕事関係 : 3,000~5,000円
近所関係等 : 3,000円
親戚・親類関係では、5,000円という場合もあると思いますし、特に仲がいい場合などは、30,000円というケースもあります。
当然ですが、お見舞い金は多ければいいというものではありません。
もらう側の心情やお返しのことも考慮に入れて渡さなければなりません。
気を使わせない金額にすることが大事ですね。
また、これはほとんどないと思いますが、4,000円とか6,000円とか9,000円という半端な金額にはしないことですね。当たり前ですね。
お見舞い金の包み方
お見舞い金は、祝儀袋に入れて渡します。
病気だからといって不祝儀袋を使うのはNGです。
紅白の結び切りかあわじ結び、または、白地に左側に赤線が入ったものに入れます。
(結び切り)
(あわじ結び)
表には、お見舞、御見舞と書きましょう。
お札は新札である必要はありませんので、破れていたりクシャクシャのお札でない限りOKです。
お見舞い品について
お金ではなくて、品物を持参するのであれば定番であるお花、フルーツの詰め合わせ、お菓子などとなりますが、頻繁に水を変えたり食事制限がある場合は避けた方がいいですね。
事前に入院される方の好きなものがわかっていれば
そういうものの方がいい場合もあります。
こちらも、もらう側の負担にならないようなものにしましょう。
お見舞い時に注意すること
最後に、お見舞いにおいて注意する点として、
連絡もなしに突然訪問することは避けましょう。
行く側としては少しでも早くという気持ちはあると思いますが、来られる側としては、病状によっては見られたくない姿もあります。
本人や家族に事前に了解を取ってから伺うようにしたいものです。
それと、お見舞いに行ったら長居は無用です。
いつまでも帰らないということは失礼ですので、せいぜい30分以内で帰るようにしましょう。