プレミアムフライデーの定着は難しい?現実には帰れない!!


先月の24(金)に実施されたプレミアムフライデー、いわゆるプレ金ですが、みなさんの職場ではどうだったのでしょうか?

消費拡大を狙った大きなイベントになり今後も定着していくのでしょうか?

それとも、今はほとんど見かけることもない2000円札のようにいつの間にか消えていってしまうのでしょうか?

月末の金曜日に仕事を早く切り上げるプレミアムフライデーのアイデアはすごくいいものだと思います。土日が休みの会社であれば旅行も行きやすくなります。

プレミアムフライデー

といっても、現実的に実施されたり推奨されるのは土日が完全休日の大手企業がほとんどですから、そこが定着しないと全体への広まりは厳しいのではないでしょうか?

そして、何と言っても月末ですからね。普通は忙しくて帰れないという人がほとんどでしょうから。

ちなみに、わたくしの会社は大手ではありませんので、プレミアムフライデーはほとんど関係ありませんでした。ただ、フレックス制度がありますので状況に応じて帰ることはできます。

しかし、実際に帰った人はいなかった思います。

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プレ金はまだまだこれから?

昨日の地元の中日新聞に初回のプレミアムフライデーの調査記事が載っていました。

調査会社が首都圏の20~59歳の男女2200人にインターネットで尋ねたところ、プレミアムフライデーが職場で実施されたり推奨されたりした人は10.5%で、そのうち実際に早く帰った人は3.7%だったそうです。

実施・推奨されたのに「早く帰れなかった」という人は16.3%いたそうですが、その理由は、「仕事が終わらなかった(88.4%)」、「後日仕事のしわ寄せが来る気がした(18.1%)」、「職場の周囲の目が気になった(9.4%)」とのことです。

実際に帰った人でも「自宅で過ごした(41.8%)」が最多で、次に「食事に行った(32.1%)」がほとんどだったそうです。

また、企業での実施率は従業員1000人以上の企業で5.8%、100人未満では2.4%と職場規模が大きいほど高い。とありました。

<以上、中日新聞 朝刊 2017年3月4日 より引用>

まだ、初回ですから当然の結果だと思いますが、気になったのは、「職場の周囲の目が気になった(9.4%)」ですね。

会社が実施・推奨しているにも関わらず、回りの目が気になったということは、まだまだ日本の会社は早く帰ることに罪悪感がある人が多いのではないでしょうか?

残業をやること、会社に遅くまでいることが、仕事をやってるとして評価されることは少なくないと思います。

営業は帰れない

プレミアムフライデーの実施できるかどうかを職種で考えてみると、営業の人は難しいのではないのでしょうか?

特に月末は売上処理に追われますから、アシスタントや事務の女性も含めて、「じゃあ、もう帰ります!!」ってことにはなりません。それが決算月であればなおさらですよね。

プレミアムフライデー

営業は帰れないのに、総務や経理の人達は帰ってしまうでは会社の中でも不公平感が出てきてしまいます。

今後は、営業の人も帰れるような対応を一企業レベルではなく、国や経済界全体でやっていただく必要があると思いますね。

帰ってもやることがない?

退社後の行動では、実際に帰宅してしまったという人が一番多かったように、いきなり旅行や遊びに出掛けるという予定が立てれないと、まずは自宅に帰って「さて何やろうか?」って戸惑う人も出てきます。

また、食事と言っても中途半端な時間帯に一杯やってワイワイというのもなかなか慣れないですよね。やっぱり6時以降じゃないと気持ちが乗らないというか。

まとめ

この先プレミアムフライデーが定着するかしないかと言われると、なかなか難しいのではないでしょうか?

それよりも、月末ではなく月初や月中の金曜日にした方がまだ休みやすいと思います。

あとは、あえてプレミアムというのを作るのではなく、すべての金曜日は17時で帰る日という風習にしてしまうとかはどうでしょうか?

プレミアムフライデー

それか、もっと平日の残業を減らすとかですよね。

いずれにしても日本全体がそういう方向に持っていけれるかどうかだと思います。

日本人は働き過ぎと言われます。

わたし自身ももう少し余裕とゆとりのある働き方ができればと思う時があります。

働き過ぎて家族との会話がなくなったり、体調を崩してしまうようでは元もありませんから。。。。

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