今やショッピングセンターや駅の近くには必ずあるといっていい「1000円カット」のお店。
10~15分で素早くカットして1000円という安さが人気です。
特に、小さなお子さんや頭が寂しくなったご老人(大変失礼ですが)にはいいかもしれませんね。
しかし、ヘアースタイルを気にする学生や若いサラリーマンにとってはどうなのでしょうか?
終わってみて「こんなはずじゃなかった!」、「どうしてくれるんだ!」ってことも多いという評判を聞きます。
1000円カットのお店では、その場でいろいろと細かい要望を出して確認しながらカットしていくものではありませんので、事前に前髪はこのくらい、横は耳にかぶる(かぶらない)、後ろはこのくらいカット、と決めておいてわかりやすく伝える必要があるのです。
初めて1000円カットに行ってきました!!
いつものわたしは、もう10年ほど通っている決まった床屋さんに行きますが、この記事を書くにあたって実際に1000円カットを体験してきました。
何で急に?
と思われるかもしれませんが、妻が「ずいぶん薄くなってきたんだから、その頭だったら1000円カットで十分でしょ!!」と心にグサリとくる一言を真に受けてしまったからなのです。
4000円程する床屋は、その頭ではもったいない!ということなんですね~(泣)
まっ、わたしも「試しに一回くらい行ってみようかな」と思ってたところはありましたので、そんなに違和感はなかったのですが・・・・。
ちなみにいつもの床屋さんでは、注文は「いつもとおりでお願いします!!」の一言で終わりです。
終わってみて少し長めかな?と思ったら、「気持ちもう少しカットして!」というくらいです。
また、床屋ですから顔剃りは当たり前ですが、耳かき・肩マッサージもあり、終わったあとはコーヒーも出してくれるのです。
ただ、値段は4,000円程かかってしまいます。掛かる時間は1時間程です。
要望を明確に伝える
“1000円で10分でカットだけ” ということは、それなりの覚悟をして行かなくてはならないわけですね。
多少希望どおりの髪型にならなくても、「まっ、こんなもんだ!」とか「1000円なら仕方ないな!」というようにです。
逆に、想定外に要望どおりの髪型になったら、「ラッキー! また行こう」とそのくらいに思えばいいわけです。
ただ、最悪のパータンである「なんじゃこりゃ!! 坊主の方がまだましだろ!!」ってことにならないように、行く前に準備というか要望を頭の中で整理しておきました。
・寝ぐせをしっかり直してドライヤーでしっかりとセット
・この状態で全体に一ヶ月程延びた分をカットして欲しい
・そして前髪は1cm程カット
・後は襟にかからないように少し刈り上げ
・横も少し短めで刈り上げ
初めての1000円カットは家から歩いて10分ほどで、チェーン店ではなく個人でやっているお店です。
お客は1人いましたが、待つ間もなくすぐにやってもらえました。
小さなお店でご主人は30台前半くらいの若い人です。
よく聞いてみたら中国の人で、日本に来てもう10年以上たっているとのことでした。
あれ、ちょっと失敗したかな?と最初は思いましたが、日本語がペラペラでしたので少しひと安心です。
事前に準備していた要望を伝えたところ、快く了解してカットがスタートです。
うーん、さすがに素早いですね。ハサミさばきも上手いもんです。
たわいもない世間話をちょっとしたところでもう終了です。
えっ、もう終わり? 早過ぎでしょ!!
問題は、出来栄えです。
「あれっ、結構いいんじゃない!」
「うそっ、いつもの床屋さんよりうまいかも?」
ほぼ希望どおりの仕上がりでしたので、正直本当にうれしかったですね。
まさか、1000円でしかも10分程でここまで満足できるとは思いませんでしたから。
終わったあと少しだけ時間があったのでご主人に聞いてみました。
毎日、数をこなして、それも決められた時間で仕上げるので、腕はかなり上達するそうです。
しかし、以下の人は困ってしまうとのことです。
・普通の床屋と同じように注文が多すぎる人
・帽子をかぶってきたり、ワックスやムースで固めてきてくる人
・終わってから、切り過ぎ!と怒り出す人
いやいや床屋さんという職業も大変ですね。
しかし、ほとんどの人は「1000円カット」のお店というのをわかっていて、納得していかれるそうです。
もちろん、普段からヘアースタイルにこだわりを持っていない人もたくさんいるそうですが。
わたしのように、普段の髪型で来て、簡潔にわかりやすく指示してもらえる人が一番やりやすいと言っていただきました^^)。
まとめ
1000円カットは、お店にもよりますが、安い=下手では決してありません。
わたしは、たまたまいいお店に出会えたのかもしれませんが。
試しに一度行かれてみてはいかがでしょうか?
その時には、
・できるだけ混まない平日に行く。
・普段とおなじ整えた髪型で行く。
・整髪料はつけて行かない。
・前、横、後ろの切り具合を簡潔・明確に伝える。
・かつ全体としてどのくらいカットするかを 〃 。
ですね。
思った以上にいい仕上がりになるかもしれませんよ。