ヒートショックの温度差は何度以上になると危険なの?


ヒートショック

冬の真っただ中、本当に毎日寒い日が続いていますね。

寒波が来たときや雪が降った時には外には出たくないものです。

特に、朝起きるのが一番つらいという人も多いのではないでしょうか?

そんな寒い冬に体の芯から温まる方法、そうです、毎日のお風呂です。

わたしもそうですが、冬のお風呂というのはまさに極楽のひと時ですよね。

気持ちよさと温かさを体中に感じえる至福の瞬間です。

ただ、この冬のお風呂で起こる事故、特にお年寄りに多い突然死をまねく恐れのある死亡事故があるのをご存じですか?

それがヒートショックという事故なのです。

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ヒートショックとは?

聞き慣れない人も多いと思いますが、ヒートショックとは家の中での急激な温度差によって、血圧が急に上下変動することにより、心筋梗塞や脳梗塞、失神を起こす事故のことです。

その多くは冬、それもお風呂の中で起こるのです。

そしてその室内と脱衣所や風呂場の温度差が10℃以上になると最も危険と言われています。

ヒートショック

温かい部屋から寒い脱衣場、そしてさらに寒い風呂場に移ることによって、体は熱を逃がさないように血管が収縮して血圧が上がります。そしてさらに熱いお湯に浸かるというその刺激でさらに上昇してしまうのです。

その後、湯ぶねに浸かって体が温まってくると血圧は下がってきますが、その急激な上下動の変化が体に危険を及ぼすのです。

ヒートショックで死亡する人は、高血圧や動脈硬化が進んでいるお年寄りに多く、年間1万人以上がヒートショックによる影響で亡くなられていますが、その8割がお年寄りなのです。

また、季節としては12月から2月の3ヶ月間が最も多く、最も少ない8月の10倍以上に達する月もあります。

寒さによって血圧が上がることによって起こるのが心筋梗塞やの脳梗塞であり、逆に温かくなることで血圧が下がることによって起こるのが失神です。

失神の場合は、そのまま浴槽の中での溺死につながるケースが多く見られます。

ヒートショック

ヒートショックを防ぐために

日本では家の中の暖房設備が充実してきたとはいえ、まだまだ脱衣所やお風呂の中の暖房が整っているとは言えません。

特に、脱衣所に暖房がある家はそんなにはないと思います。また、お風呂には暖房があっても毎日つけるご家庭もそんなに多くはないでしょう。

となると、特に寒い冬は温かいリビングとの温度差が10℃以上というケースも増えてきます。

ヒートショック

また、気をつけないといけないのは食事後すぐに風呂に入ったり、お酒を飲んだあとに入ったり、42℃以上の熱い湯に入ることです。

そして、年齢が65歳以上の人、高血圧や動脈硬化、不整脈の持病がある方は特に注意が必要ですね。

ヒートショックを未然に防ぐには以下に留意しましょう。

1.脱衣所に暖房を備える(事前に温かくしておく)
2.お風呂のフタ開けておいたり床をシャワーであたためておく
 ※暖房があればベスト
3.お湯の温度は39℃~40℃くらいの温めにしておく
4.一気に肩まで沈まない
5.入浴の前には水分を取っておく(コップ一杯程)

また、お年寄りがいるご家庭では、入る時に声を掛けてあげたり、お湯加減を聞いてあげたりしてまめに注意を促してあげることが大切です。

まとめ

わたしもそうなのですが、熱い湯じゃないと風呂じゃないというくらい、熱い風呂が好きな方がいます。

また、子どもの頃には肩まで浸かっていくつ数えて出るように言われてたこともあって、どうしても肩までじっくり浸からないと気が済まないのです。

特に冬は湯冷めしない様にと長時間入ってしまいますからね。

今日は特に寒いなと感じた日には、最新の注意を払ってお風呂に入ることをお薦めします。

ヒートショック

では、今日も一日お疲れ様でした。

温かいお風呂でリラックスして疲れをいやしてくださいね。^^)

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