大学生ともなれば一度は経験するアルバイト。
わたしもかれこれ30年以上前ではありますがいろいろなアルバイトを経験しました。
ケーキ屋の店員、家庭教師、ビル掃除、米屋の配達、居酒屋の店員、ビジネスホテルのベッドシーツの貼り替え等々。
ほとんど授業にも出席せずにひたすら稼いでいた時期もありました。
昔も今もそうですがアルバイトをしようと思えばその種類はたくさんあります。
定番であるコンビニ、ファーストフード、ファミレス、居酒屋等の飲食関係の店員。
家庭教師や塾の講師。
駐車場の誘導や日雇い工事等の肉体労働。
プールの監視員やスキー場での住み込み等の季節労働などなど。
もしあなたが大学生であったり、大学生のお子さんをもつ親御さんならば、何を基準にその業種を選びますか? またはお子さんに勧めますか?
おそらく、大きく分けると以下の6つを考慮に入れて選ぶのではないでしょうか?
①賃金
②時間の制約
③食事付きかどうか
④忙しいか忙しくないか
⑤将来自分の為になるか
⑥場所が近いまたは便利
あとは、楽しいかどうかですが、これは実際に働いてみないとわからない部分が多いでしょう。
もちろん、人それぞれの事情がありますので、多少はつらくても時給が高い方がいいとか、そんなに稼ぐ必要がないから楽なところがいいとか、肉体労働はいやだから家庭教師がいいとか、そういうことがほとんどの基準になるとは思いますが・・・。
一番は将来やりたいことと直結すること
一番いいのは、将来自分がやりたいこと、なりたいことに直結するところで働くことです。
例えば、マスコミに進みたいのであればテレビ局や新聞社で、法律家になりたいのであれば弁護士事務所で、建築家になりたければ建築事務所で、お店を経営したいのであればその業種のお店で、といった具合にです。
しかし、お店の場合はともかく、テレビ局や弁護士事務所といったところでは簡単にアルバイトはできませんし募集も多くありません。
であれば、視点を変えてアルバイトをいかに将来、実のある経験にするかという基準で選ばれるのがいいと思います。
アルバイト選びは3つのポイントで!
アルバイトを選ぶ時の重要なポイントは以下の3つだと思います。
①将来の自分に役立つ経験ができること
②時間に制約されない
③忙しいだけの仕事は選ばない
①将来の自分に役立つ経験ができること
これが最も大事なことです。
せっかく働くのであれば、自分の将来に役立つところ、勉強になるところで働くべきです。
自分が将来やりたいことではなくても、いろいろな人と会話ができる、知識が増える、大人の社会を勉強できるといったところです。
②時間に制約されない
これは、わたしが経験したようなアルバイト中心の学生になってはいけないということですね(笑)。
大事なことは、授業・自分で勉強する時間・友達との時間を優先することであって、アルバイトを優先してはいけいということです。
卒業すれば嫌ほど働かなければなりませんから、大学生のうちにやるべきこと、やっておいた方がいいことを優先するのです。
あくまでもアルバイトはその次なのです。
③忙しいだけの仕事は選ばない
ただ単に、時間に追われる忙しい仕事から得られるものはほとんどないと思っていいでしょう。
機械のように働いて、周りと会話をしたり勉強になることがほとんどないのなら、それは疲れるだけです。
それが時給が高いからということがあるかもしれませんが、学生のバイトはお金は二の次という認識を持つことです。
こんな仕事なら勉強になる!!
じゃ、具体的にどんな仕事があるの? そんな都合のいい仕事なんてあるの? ってことですが、例えばこんなところはどうでしょうか?
小さな高級会席料理店での配膳
店主が1人または2人ぐらいでやっている小さな高級会席料理店。
コースで1万円以上する料理のお店には、それなりの人がお客としてやってきます。
会社の社長さんや重役、お店のオーナー、お医者さんなど、いわゆるお金持ちの人ですね。
小さくて座席が少ないお店ですと、自然とお客さんと話をするケースも増えてきます。
そんな人達の話を聞いているだけでも勉強になるのです。
お客さんはお酒が入っているのでどうしても口が軽くなり、いろいろことをしゃべってくれます。
お金持ち(一般に成功したといわれる人)と学生が話をする場所ってほとんどないですからいい経験ができますよ。
まとめ
アルバイトを単なるお金稼ぎということだけでなく、いかに社会勉強をする場所として捉え、その選択に時間をかけて将来に生かすことが大事だと思います。
学生は、時間的自由がたくさんありますが、それもあっという間です。
どうせアルバイトするなら、将来につながることをやってみるべきですよね。
学生のみなさん、頑張ってください!!