いくら気をつけていても風邪をひいてしまうことはあります。
季節の変わり目や寒い冬は特に注意が必要ですよね。
食事、睡眠、運動をしっかりと行い普段から健康維持を心掛けたいものです。
しかし、それでも風邪をひいてしまった時に風呂には入ってもいいのかどうか迷ってしまうものです。
1日ぐらいならともかく、2日や3日となると頭も洗いたくなるし臭いもしてきますからね。
せめてシャワーぐらいは浴びたいと思ってしまいます。
ただ、それによって風邪がひどくなったり、治りかけていたのにぶり返してしまったのでは元もこうもありません。
わたしが子どもの時は、風邪をひいたら風呂には入ってはいけないということで、長い時は一週間ほど入らなかった経験も何度かあります。
湯ざめしてしまうからということですね。
顔と体を拭くだけで頭は洗いませんでした。
症状によって判断します
そもそも風邪といってもその症状によって違いがありますので、一概にダメだということにはなりません。
先月、わたしも風邪をひいて病院に行きましたが、その時にお医者さんに聞いたところ、状況によって判断して下さいと言われました。
基本的に以下の症状がある時は、お風呂やシャワーはやめておくべきと考えて下さい。
■熱がある時
■寒気がする時
■めまいがしたり、だるい時
■気持ちが悪い時
上記の症状がある時は、まさに風邪の状態がピークの時ですので風呂に入ることによるデメリットの方が大きいわけです。
風邪の時の風呂のデメリットとは?
では、風呂に入ることによって何が悪いのでしょうか?
ひとつは、どうしても出たあとに湯ざめをしてしまうということです。
頭を洗うことも同じで、洗った後は頭の熱は奪われてしまうのです。
であれば、熱い湯にじっくりと入り、すぐに頭を乾かして寝ればいいのでは?と思うかもしれませんが、時間が立てば風呂で温められた体の熱は下がってしまいますので、湯ざめというものはおきるのです。
そしてもうひとつは、湯ざめしないように熱い湯にじっくり入ることは、体力を相当に消耗させてしまうのです。
ただでさえ体力がない状態の上に、さらに熱い風呂につかることによって、ますます体力が奪われてしまうのです。
また、シャワーですが、シャワーはどうしてもお風呂よりも湯ざめを顕著に起こしてしまうので、やめておいた方がいいでしょう。
風邪でも風呂に入ってもいい時は?
逆に、風邪の時でも風呂に入っていいのはどういう時でしょうか?
上記で述べた症状以外の時であればいいわけですね。
熱もなければ、寒気もしない、気持ちも悪くないということであれば入ってもいいのですが、湯ざめや体力の消耗が激しいと思ったらやめておくべきです。
また、風呂には入るけど頭は洗わないでおこうとか、出たらすぐに寝ることにするとか、そのあたりの判断や調整をしっかりとやることも大切ですね。
逆に、湯ざめしないようにと熱い湯に長く入ることは絶対にやめてください。
わたしが実際に体験したことですが、風邪も治りかけようとした時に湯ざめしてはいけないと思い、いつもよりも熱い湯でかなり長い時間をかけて風呂に入ったところ、出た瞬間めまいをおこし、その後すぐに嘔吐してしまいました。
完全に血が上ってしまったのです。やりすぎでね。
まとめ
自分の体は自分が一番よく知っています。
よって、「これはやめといた方がいいな」とか「このくらいだったら入ってもいいな」という判断ができるものですが、風呂やシャワーは思っているより湯ざめや体力の消耗が大きいことを認識しといてくださいね。
また、小さな子どもが風邪をひいた時は、自分では判断できませんのでお医者さんに聞いたりして親御さんがしっかりと見極めてあげることが必要です。
そして、最悪迷った時は入らないことが無難です。
冬であれば、顔と体を拭けば3日、4日は風呂に入らなくても問題ありませんからね。